活動目標

1.令和5年度活動目標

「楽しむ・つなげる・支えあう」

  ~ みんなで子育ち、親育ち ~

令和5年5月8日(月)から、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、「新型インフルエンザ等感染症(2類相当)」から「5類感染症」に移行されました。以降、多くの場面でコロナ前の状況に戻っていると感じられるようになり、新たな動きも見られるようになりました。

PTAの目的は、家庭と学校が担っているそれぞれの役割を果たしつつ、子どもたちによりよい成長の場を作り上げ健全に育成することにあります。PTA会員の皆様、お一人、お一人には、様々な家庭の事情があり、PTA活動についても、それぞれの考え方をお持ちです。しかし、「子どもたちに、より安全で楽しい環境をつくってあげたい」という思いは、私たち親の共通の願いではないでしょうか。子どもたちが「笑顔」で楽しい学校生活を送るためには、子どもたちにとって安全で安心できる環境が必要です。そのためには、同じ園や学校へ通う保護者同士が「一緒」に考えることが必要です。また私たちPTAが学校・地域と連携し、信頼を深めながら活動することも子どもたちが、地域で生活する上で重要です。

PTAも新たな動き、そして新たなActionを起こすことが求められています。奈良県PTA協議会は、無理のない範囲、できる範囲で、少しずつのお力をお借りしながら、お互いを尊重し、認め合い、助け合って活動していくことを目標にしたいと思います。そして何より、私たち自身が「笑顔」でいることが、子どもたちの「笑顔」につながっていくものと信じ、先生方、地域の方と一緒に感謝の気持ちに支えられた組織づくりを心掛け、子どもたちの輝きを共有する喜びを感じながら、役員一同、会員のみなさまに寄り添い活動していきたいと考えています。

そして、「子育て」ではなく「子育ち」。
「子育ち」とは、子どもが自ら成長する力を信じて見守ることです。子どもたちの成長を保護者だけでなく地域みんなで見守っていける環境づくりを行っていきます。

奈良県PTA協議会は、出逢えたみなさまとのご縁を大切に郡市村PTA、単位PTAとの相互理解と繋がりを深め、これからも活動しやすい環境を作ります。そして学校、行政、地域との協力体制を一層強固なものとし、一丸となって子どもたちの笑顔のため、取り組んでいくことに努めてまいります。

2.重点目標
(1)人権学習

人権に関する自己啓発力を高めるとともに、未来を担う子どもたちに、自身の命の大切さを伝え自身の人権を考えることにより相手の人権を尊重することを伝えていくPTA活動を推進しよう。

(2)生涯学習

子どもたちと共に生き、共に学び、子どもたちの未来を支援できる保護者となるために、自らの生き方を向上させる研修会、講演会等を積極的に開催するPTA活動を推進しよう。

(3)青少年健全育成

めざす子ども像を学校と家庭が共有し、家庭・学校・地域の連帯のもと、学校への参画と協力をする中で、子どもたちの主体的な活動や生き方を追及できるような行事の提案や支援のできるPTA活動を推進しよう。

めざす子ども像とは
◆ 仲間との調和・協力の中で問題の解決に当たり、他人の考えを尊重し、自分の意見を生かすことのできる子ども
◆ 判断力を育み、責任ある行動ができる子ども
◆ 疑問や問題を見つめ、粘り強く追究する子ども

(4)家庭教育

子育ての原点は家庭にあることを再認識し、家庭教育力の向上になる提案・支援をするPTA活動を推進しよう。

(5)地域活動

地域の活動の輪に入り、PTAが中心となって地域で子育てをする教育力を高め、地域力を向上させるPTA活動を推進しよう。

(6)組織連携活動

県内単位PTA・郡市村PTAをはじめ、近畿ブロックPTA協議会・(公社)日本PTA全国協議会等、各組織との協力・連携を深め合い、お互いが抱える諸課題の解決に向けて、共に支え合い、寄り添えるPTA活動を推進しよう。